電話応対技能検定(もしもし検定)とは?
2009年にスタートした 「電話応対技能検定(もしもし検定)」は、「お客様に喜ばれるビジネス電話応対」の実現、電話応対のエキスパートとして即戦力になり得る社内の指導者の育成を目的とした検定制度です。電話を受ける、かける等の電話応対やビジネスマナー、日本語の基本知識等の従来型の「電話応対教育」に加え、場面や人によって臨機応変に応対することができるコミュニケーション能力を養い、電話応対に生かしていく「新しいコミュニケーション教育」を実施しています。
級 (段階別) | レベル | 検定料(税別) |
4級(入門級) | ビジネス電話に必要なコミュニケーションの基礎知識を有する。 *合格者は、3級の7時間以上研修(基本研修の一部と電話の研修)+実技試験のみで3級を受検できる |
1,000円 |
3級(初級) | ビジネス電話を行うためのコミュニケーションの基礎能力を有する。 *合格者は、2級資格を受検することができる |
5,000円 |
2級(中級) | ビジネス電話を行うためのコミュニケーションの応用能力を有する。 *合格者は、1級の資格を受検することができる |
6,000円 |
1級(上級) | ビジネス電話を行うための社内の指導者として高度な実践能力および指導能力を有する。 *合格者は、指導者級の資格を受検することができる |
7,000円 |
指導者級(S級) | 電話応対に関する高度な知識、技能を有し、本検定の実施にあたっては、指導官や試験官などの役割を果たす | 10,000円 |
もしもし検定が目指すもの
「もしもし検定」はマニュアルをこえた電話応対教育を目指します。
● 1つ目は、従来型の「電話応対教育」です。
電話を受ける、かける、取り次ぐなどの電話応対やビジネスマナー、意外と知られていない日本語そのものの基本知識を学びます。
● 2つ目は、「新しいコミュニケーション教育」です。
場面や人によって臨機応変に応対することができるコミュニケーション能力を養い、電話応対に生かしていくための教育です。
ここでは、相手の気持ちを正確に受け止めることができる「カウンセリング」や「コーチング」、相手を大切にしながら自分の意見をはっきりと述べる「アサーション」、三者間の対話を考える「メディエーション」などのスキルを学びます。
また、教えるためのインストラクションスキルや法的措置なども組み込まれています。
もしもし検定 ~各級のプログラム~
級 別 | 時 間 | 授業内容 | 時 間 |
必須 |
10h |
・教養ある社会人として欠かせない人格的マナー ・話し言葉・聴くこと・話すこと・気遣うこと ・敬語と言葉遣いの基本 ・発音・発生の基本 ・電話と対面コミュニケーションの違い ・様々なコミュニケーションツールと電話メディアの特徴 ・個人情報保護法(概要) |
2h 2h 2h 1h 1h 1h 1h |
3級 |
5h |
・電話応対の基礎 ・電話の受け方かけ方、取り次ぎ、伝言 |
2h 3h |
2級 |
15h |
・電話応対の基本 ・伝え方・聴き方の基本 ・日本語の特徴 ・電話応対のメディエーションの基礎 ・電話応対のアサーションの基礎 ・電話応対のカウンセリング・電話応対のコーチングの基礎 ・個人情報保護法(応対者事例によるGW) |
5h 2h 1.5h 1.5h 1.5h 2h 1.5h |
1級 |
15h |
・クレーム電話応対 ・クレーム・紛争に関する法的知識 ・伝え方・聴き方の応用 ・電話応対のメディエーションの応用 ・電話応対のアサーションの応用 ・電話応対のカウンセリング・電話応対のコーチングの応用 |
5h 1h 4h 1.5h 1.5h 2h |
○ 資格取得は、3級→2級→1級と進めます。
○ 経験がある方については、2級からの受講も可能です。
ただし「必須科目」の受講は必要です。